HDMIと、音声出力の貧弱なモニタ問題
現在HDMIは映像出力として一番スタンダードな規格になっていますが、
HDMIは映像と音声を同時に出力する規格でもあります。
よって、最近の電子機器はHDMIのみを出力として持ち、
別途音声出力の方法を用意しないものが増えてきています。
そこで問題となってくるのが、音声出力を持たない、あるいは貧弱なモニタ問題です。
HDMI以前の映像出力規格といえば、VGAかDVIでした。
いずれの規格も映像出力のみだったので、
モニタに音声出力機能がなくても問題ありませんでした。
(そのためPCスピーカというジャンルの製品が存在したのだと思います)
また、その時代はテレビとPCモニタというジャンルが明確に分離しており、
映像出力の規格自体も全く異なるものだったので、問題は起こりませんでした。
(コンポジットとかコンポーネントとかS端子とかD端子とか...)
しかし時代は流れ、現在はテレビもモニタもHDMIという規格に統一されました。
そのため、昔はテレビに接続して使用していた機器を、
モニタに接続して使用することも多くなりました。
BDレコーダ, 家庭用ゲーム機, AppleTVなどのセットトップボックス...などです。
特にAppleTV,Chromecast,FireTVなどのセットトップボックスは
HDMIでテレビに接続することが前提のため、別途音声出力のための端子は存在しません。
(旧AppleTVには光デジタル音声端子が存在しましたが...)
そのため、音声出力が不可能なモニタを使用している人は、
欲しい機器に別途音声出力端子が存在するかを確認してから購入しましょう。